多くの社会人が悩む英語の学習
なぜ日本人は英語の勉強が苦手なのか?
最近の義務教育では小学校から英語学習に力を入れるとのことで、我々30代の英語勉強とは隔世の感を禁じえませんよね。
ただ、今までの義務教育でも9年間、高校と大学を入れると15年間もの時間を費やしているにもかかわらず、なぜ多くの日本人は英語ができないのでしょうか。
これは、正しい英語の勉強方法をほとんどの方が知らないことが原因です。
学校のテストではテキストに出てくる日本語の英文法を暗記。
試験範囲にある数百の英単語を覚えるだけで、あとは穴埋め、もしくは選択式のテストを受けるだけ。
これでは、本当の英語力は身につきません。
また、悲しいかな、島国で暮らす日本人は普段の生活の中で英語を使用する機会がほとんどないため、一向に英語スキルが伸びない傾向にあります。
英語力を飛躍的に伸ばすためには、これまでの学習方法にはない、新しい英語の勉強が必要になるのです。
30代からの英語学習でも遅くはない
現代のテクノロジーを利用して効率的に英語を勉強する
現在はインターネットの発達により、時差こそあれど、世界中の人と繋がったり、非常に優れたなオンライン学習コースが受けれるようになってきました。
私達が学校にいるころは考えられなかった、英語を母国語とする人たちと気軽に話せる時代になったのです。
30代だからといって諦めるのは早すぎです。いくつになっても言語学習はできます。
私自身も社会人になってから英語を本格的に学習し直しましたが、海外の同僚とのコミュニケーションには困りませんし、どうにか海外勤務を経験するまでになりました。
多くの日本人は義務教育で「英語の基礎」を学んでいるため、あとはその基礎を正しい学習方法で伸ばすだけで英語を習得できるのです。
この記事では私の経験から英語学習を効率的に行う方法を紹介していきます。
英語を効率よく勉強する方法とは
英語の学習におけるカテゴリは英単語学習、文法、スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングに分けられる
英語を勉強しようと思っても、何から始めればよいか、迷ってしまいますよね。
英語も一つの言語ですから、体系立てて学習すれば、多くの方が習得できます。
ただし、漠然と英語の勉強を続けるのではなく、勉強する分野、要素をきちんとカテゴライズして、その目的にあった学習を続ける必要があります。
英語学習には大きく分けて以下の学習カテゴリが存在します。
それぞれのカテゴリで効率的に英語学習をすることで、総合力としての英語力が身につくのです。
以下にそれぞれのカテゴリの詳細を紹介していきます。
【効率的な英語学習その1】英語勉強は英単語学習から始める
英語の勉強は英単語の学習から始めていきましょう。
この英単語学習はずっと継続して行うものになります。
英単語は英語学習の肝になります。どんなに素晴らしい発音ができたとしても、どんなに素晴らしい英語耳があったとしても、英単語自体を知らなければ、話すことや表現のボキャブラリを増やすことができないからです。
現在は様々な英単語学習アプリができていますが、私がおすすめするのはCD付きの英単語帳です。
アプリは非常に便利なのですが、記憶の定着にはやはり紙媒体が適しています。
これは紙媒体が匂い、触感、厚さ、色など、多くの付加情報を提供しているからです。
記憶の引き出しから情報を引き出す際に、この付加情報が大きな意味を持つことになります。
よほどのこだわりがなければ、紙媒体の単語帳購入をおすすめします。
そして、以下の順番で暗記することで、効率的に英単語を学習することが可能です。
- 一周目は単語帳を眺めながらサラッと
- 二周目、三周目は付属のCDを聞いて、単語の発音を耳に覚えさせる
- 四周目は各単語の意味を頭に焼き付けるように一語一語繰り返しで暗記を
- 五周目以降は単語の説明で使用されている短文を念入りに覚える気持ちで暗記
- 六周目以降は単語帳を眺めながら、CDの音声を再生
- ここまで来れば多くの単語を覚えているはずですので、意味が分からない単語がないか、軽く自己チェック
- 分からない単語に印をつけておき、集中的に暗記
- 以上の暗記作業が終わったら、一週間寝かせたあとに再度の復習
- 以上の暗記作業が終わったら、一ヶ月寝かせたあとに再度の復習
単語学習は根気がいるものになりますが、この学習がその後の英語勉強の成否を決めますので、毎日の空き時間にコツコツと学習を続けてください。
【効率的な英語学習その2】英語勉強における文法学習の秘訣
英語も一つの言語ですから、やはり体系立てて学ぶためには、英文法の学習は欠かせません。
ただし、この英文法の学習は必ず「英語で」行うことにしてください。
日本人はよく、英文法の勉強を「日本語で」行いますが、これって意味があるのでしょうか?
英語が喋れない多くの受験生、先生の間では
「関係代名詞には〜」「ここは文法としてTo不定詞が正しいね」「過去進行形である場合〜」
という会話がなされていますが、これって意味あります?
試しに、関係代名詞を「英語で」何と言うか、ご存知の方はいるでしょうか?
ほとんどの方が知らないはずです。
これって、本末転倒というか、英語の正しい勉強方法とは思えないですよね。
そのため、「英語の文法は英語で学ぶ」ということを強く意識してください。
この文法の教材は[English Grammar In Use]などの第二言語習得を目的とした教材が非常に優れています。
英語を英語のまま学び、適切な語彙力を身に着けていきましょう。
【効率的な英語学習その3】英語勉強で一番大事になるスピーキングのコツ
英単語、英文法をある程度学習したあとは、英語学習で一番重要なスキルであるスピーキングの学習を行っていきます。
なぜスピーキングが重要であるかというと、人は「喋れない単語の意味は理解できない」「人が正確に聞き取れるのは自分が発音できる音だけ」という性質を持っているからです。
せっかく英単語を覚えても、それが正しい発音でなければ伝わりません。
また、ヒアリングに多くの時間を割いても、効率的に英語耳を鍛えることはできません。
スピーキングとは、英語学習の根幹をなす、非常に重要な英語スキルとなるのです。
そして「多くの日本人がこのスピーキングをないがしろにしている」ため、いつまでたっても英語が話せないし、聞き取りに苦労しているのです。
英語を本気で学習する場合は、英語の母音ならびに子音の「発音」の仕方を覚える必要があります。
その後、文を繋げて発音することで、適切な英語の発音方法、リズムを掴むことができ、その他の英語スキルも比例して伸びていくことを実感できるはずです。
現在は多くの教材でこの発音にフォーカスをあてたものが紹介されていますので、なにか気に入ったもので学習を続けてください。
また、「実際に人に話す練習」というのも継続して続ける必要があります。
最初のうちは自分の言いたいことが言えずに、恥ずかしかったり、もどかしい気持ちになりますが、その壁を超えない限り、英語の上達はありません。
英語学習に間違いはつきものです。英語の失敗を大いに楽しんで、喋り倒しましょう。
【効率的な英語学習その4】英語音声のシャワーを浴びてリスニングに必要な英語耳を育てる
基本的な発音方法、スピーキングを行ったあとは、英語音声を大量にリスニングし、英語耳を鍛えてください。
現在は多くの動画がインターネットで視聴できますし、動画ストリーミングサービスに加入すれば、現代の世界で使われている英語を直に、そして大量に触れることが可能です。
動画ストリーミングサービスは安いもので一ヶ月あたり千円未満なので、お気に入りの動画ストリーミングサービスに加入して、英語のシャワーを浴びましょう。
また、このリスニングの最中に「シャドーイング」と呼ばれる自分で聞いたままを発生する練習も合わせて行うとベリーグッドです。
お気に入りのドラマに登場する俳優、女優の声真似をすることで、英語のリズムを習得することが可能になります。
【効率的な英語学習その5】英語のリーディング能力向上のためには、ある程度の多読は必要不可欠
英語のリーディング能力を向上させるためには、多読がもっとも適しています。
はじめのうちは簡単な中学英語で理解できる漫画や、ハリーポッターのように児童向けに出版された小説を可能な限り多く読むことをおすすめします。
多読を行っている際は、意味が分からない英単語や英文法は無視して大丈夫です。
あくまで、多読は「英語の文を大量にインプットする」時間なので、いちいち知らない単語を調べていては非効率です。
全ての単語の意味が分からずとも、前後の単語や文脈で意味は大体理解できるので、全てを理解しようとせずに、そのまま読み進めてください。
多くの洋書を読んでいると、気になる単語は「何度も遭遇」します。
そして、その単語の意味が分かったときに、強烈な印象とともに記憶に定着することが可能になります。
気軽な気持ちで、世界の文豪が書いた素敵な洋書をななめ読みしてください。
【効率的な英語学習その6】英語勉強におけるライティングは最後でよい
英語におけるライティングですが、私は英語学習の最後でよいと考えています。
それは書くという行為は「調べながらでもできる」からです。
また、最近のGoogle翻訳は非常に優秀になってきたため、日本語を投入するだけでもそれらしい英文が得られるようになってきています。
日常の業務を考慮しても、この英語能力を伸ばす作業は一番最後でよいと考えています。
が、どうしてもライティングの力を伸ばしたいという方には、「英語での日記」をおすすめしています。
最初のうちはつたない文章しか書けませんが、続けていると、自分の気持を豊かに表現し、一日の振り返りを行うことが可能になります。
効率的に英語を勉強できる英語の教材とは
まずは英会話教材を利用して基礎英語を固めるところから始める
上記で紹介した手順/方法で少なくとも一年間、英語学習を続けると、自分でも驚くほど英語のスキルが向上すると思います。
ただし、いかなる言語も「コミュニケーションの道具」ですから、使わないことにはなんの意味もありません。
効率的に英語学習を行う上でも、英語のオンライン学習を行ってみてください。
人との出会いやコミュニケーションによって、英語学習のモチベーションがあがったり、素敵な発見があるはずです。
以下は初心者におすすめのオンライン英会話コースとなります。
簡単な中学英語を活用して学習コースが進められるとのことで、英語学習の基礎を固めるという意味でも、非常に最適なオンライン英会話コースになっています。
積極的に英語に触れ、30代のうちに世界中の人とコミュニケーションが取れるようになりましょう!
コメント